旅立つと決めた日
これは1社目の退職の時の話です。
私が都内で就活した理由はいろいろありました。そのうちの一つはスキルを身につけたり、学びを深める場として魅力的だったからです。
いろいろあったとはいえ2年という短い期間ので、このまま退職していいのかという迷いがありました。
そんなある日、たまたま同期の友人とこんな話をしました。
入社した時は、「何か手を貸してあげなきゃ」という気持ちだった。
でもさあ、他の人と何も変わらないんだよね。
同じ社内で社員として働いてる。
手伝いだってさ、通行人がすれ違った時に書類を沢山落としていたら無意識に手を貸すでしょ。それと一緒なんだよね。
という言葉を言ってくれました。
大げさに聞こえるかもしれませんが、一人の社員が私の存在を通して、意識と視点が変わったというのが他の何よりも嬉しかったのです。
その瞬間私がこの会社にいた意味があったなと感じました。
障がいがあるから手を貸してくれるのもありがたい配慮であると思います。でもしてあげようと無理な行動をすると、蓄積されて、お互いがストレスを感じて窮屈な関係になりかねません。「自然と書類を拾うのと一緒」というサクッとした関係が心地良かったのです。
だから、ミッション終了!
旅立ちに向けて背中を押してもらった瞬間。